ブラック企業のシステムエンジニアはうつ病になる前に働き方を変えるべき

システムエンジニアはうつ病になる前に働き方を検討すべき

うつ病のリスクが高いシステムエンジニア

近年、過労による精神疾病の問題が深刻になっています。特にうつ病患者の数はメディアでも大きく取り上げられるほど増加しています。介護職や飲食業界などに多くみられるといわれるうつ病ですが、中でも最もうつ病患者が多いと言われているのがシステムエンジニアです。システムエンジニアはただでさえ業務が多忙であるのに加えて、特に真面目で仕事熱心な人材が求められる職業です。仕事を負担に感じながらもそれをなかなか人に打ち明けられずに抱え込んでしまう人が多く、結果として精神を追い込みすぎてしまいうつ病を発症してしまうことが多いようです。
また、基本的に個人個人で黙々と作業をこなすことで他者とのコミュニケーションが不足がちになることもうつ病を発症する原因となってしまいます。うつ状態に陥ってしまうと、仕事上でのミスが多くなったり作業効率が著しく低下したりしてしまいます。最悪、ベットから出られないような状態にまで悪化してしまうこともあるので注意が必要です。

体調の不調にいち早く気づくことが大事

一度うつ病にかかってしまうと完治までに長い時間がかかってしまいます。治療の間はまったく仕事ができず収入面での不安も大きくなってしまうので、自分の不調にいち早く気づき、うつ病の発症をあらかじめ食い止めることがとても大切になります。とはいっても、自分で自分の不調に気づくのはなかなか難しいことでもあります。少しくらいの体調の波は誰にでもあるものなので、ちょっと無理をして働くくらいのことは日常茶飯かもしれません。しかし、そんな状態がいつまでも続くようなら要注意です。今まで当たり前にできていたことが急にできなくなった、食事の量が著しく減った、何を見ても面白いと思わなくなったなどの症状は、体が限界のサインを送っている証拠です。長期的な休息を取ったり、カウンセリングに通うなどしてこまめにガス抜きをするようにしましょう。

フリーランスの仕事も視野にいれるべき

また、今の仕事のやり方を改めて考え直してみるのも効果的です。無理な納期に追われていたり、休暇が取りづらい職場環境である場合などはフリーランスの仕事なども視野に入れてみましょう。最近では、フリーランスとして働き始めるシステムエンジニアをサポートするために好条件な案件を紹介してくれるようなサービスが多くあります。自分にとって無理のないペースで仕事ができるので心身の負担がとても軽減されるためうつ病のリスクもグンと減ります。中には福祉厚生のサポートなどが充実しているサービスなどもあり、フリーランスでありながら会社員のような安定を得ることも可能です。今の会社では将来体を壊してしまいそうだ、と思っている人はぜひフリーランスの仕事も考えてみて下さい。