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人はなぜうつ病になるのか?

うつ病について

人はなぜうつ病になるのか?

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「うつ」は心の風邪

高度経済成長期を経て、国民全員でなだれ込んだバブル期というのは、振り返ってみれば「躁うつ」の「躁状態」と言えなくもないでしょう。若者が高級ホテルで白いスーツに腕一杯のバラを抱えて恋人を出迎え、豪華なディナーに酔い痴れるなど、今では考えられないほどの散財です。そんな高みから一気に転げ落ちた、その後の不況を受け入れられるはずもなく、社会は停滞、個人はリストラに怯えて右往左往し、やがて「うつ」という言葉が社会のあちこちで囁かれるようになりました。この「うつ」というもの、一度その状態に陥ると中々に厄介です。本人も気づかないうちに症状が進み、気が付けばなぜかいつも気分が落ち込んでいる、これまで出来ていたことが出来なくなる、仕事や家事でミスが出るようになり、やがて外に出るのも億劫で、カーテンを閉め切ったままの暗い部屋の中で布団にもぐりこんで一日を過ごしてしまう、などと現れる症状は人によって異なります。「うつ病」に誰でも罹るわけではないようですが、「うつ状態」には誰でも陥るものだと言われています。

精神科や心療内科で受診を

「うつ」になった時、自分から病院へ出掛けて診察を受けようとする人もいる一方で、中々認めようとしない人もいます。また一番身近な家族であっても案外気が付きにくく、たとえ変化に気が付いていたとしても、「仕事が忙しいから」あるいは「年齢的なもの」などと思うだけで、まさか「うつ」だとは思わないということもあるのです。一昔前であれば、精神科に通院するなどということは、周囲から何を噂されるかわからないと特に忌み嫌われたものでしたし、今でも周囲には通院をひた隠しに隠している、という人も少なくありません。しかし、これだけ社会で「うつ」という病気や状態に関心が高まっている現在では、これまでと比較すれば精神科や心療内科に受診する人は確実に増えています。

朝日を浴びて規則正しい生活を

「うつ」になるということは、セロトニンやノルアドレナリンやドーパミンといった神経伝達物質が脳内で、ストレスなどによって減少することが引き起こすものとされています。そうであれば原因となったストレスを軽減出来るように、取り巻く環境を変化させられれば一番良いのでしょうが、学校や家庭内、あるいは仕事など、どんな立場にあってもストレスは決して小さくありません。そこで時には薬の力を借りながら、まずは毎朝一定の時間に起きて、太陽の光を浴びるのが効果的とされています。朝日を浴びることによって、セロトニンが増えます。「うつ」になると、夜眠れないために昼夜逆転してしまって、中々元に戻れないという人も少なくありません。規則正しい生活リズムを維持することは、心の健康という面でもとても切なことなのです。

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